ボーイング, 機体 — 2021年11月18日 23:05 JST

ボーイング、777X飛行展示の動画公開 戦闘機のように急上昇

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 ボーイングは現地時間11月17日、次世代大型機777Xの飛行試験機(登録記号N779XW)がドバイ航空ショーでフライトディスプレー(飛行展示)を披露した際の動画を公開した。航空ショーで名物の旅客機による戦闘機のような急上昇や急旋回も披露している。

ドバイ航空ショーでフライトディスプレーを披露する777X(ボーイングのTwitterから)

 777の後継機となる777Xは、メーカー標準座席数が2クラス384席の777-8と、426席の777-9の2機種で構成し、777-9から開発が進められている。航続距離は777-8が最大8730海里(1万6170キロ)、777-9は7285海里(1万3500キロ)を計画しており、エンジンはGEアビエーション製の新型エンジン「GE9X」を採用した。

 10月31日時点の確定受注は361機で、このうちエミレーツ航空(UAE/EK)が156機と半数近くを占める。カタール航空(QTR/QR)が60機、シンガポール航空(SIA/SQ)が31機、エティハド航空(ETD/EY)が25機、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)が21機、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)が20機、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が20機、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)が18機、残り10機が匿名顧客となっている。

 現在の計画では、航空会社への引き渡し開始は2023年後半となる見込み。日本の製造分担割合は、現行の777と同じ主要構造部位の約21%で、三菱重工業(7011)と川崎重工業(7012)、SUBARU(7270)、新明和工業(7224)、日本飛行機の5社が参画している。


ドバイ航空ショーでフライトディスプレーを披露する777X(ボーイングのTwitterから)

関連リンク
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Boeing Japan(Twitter)
Boeing
ボーイング・ジャパン

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