官公庁, 機体 — 2021年7月29日 22:40 JST

英BAE、テンペスト開発予算獲得 380億円規模

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 航空宇宙防衛大手の英BAEシステムズは現地時間7月29日、次世代戦闘機プロジェクト「テンペスト」の設計・開発を進めるため、英国防省と約2.5億ポンド(約380億円)の契約を締結したと発表した。本契約により、テンペストのコンセプトと評価段階が正式に開始されることになった。

テンペストのイメージイラスト(BAEシステムズ提供)

 テンペストは、英国防省、BAEシステムズ、レオナルド、MBDA、ロールス・ロイスで構成する「チーム・テンペスト」が専門知識を結集して進めている。チーム・テンペストは国際的なパートナー企業と協力し、英空軍と同盟国が世界をリードし、独立した軍事能力を確保できるよう、英国主導の国際協働プログラムであるFCAS(将来戦闘航空システム)の構築を推進している。

 今回のコンセプトと評価段階の契約では、最終的な設計・能力要件を策定、評価し具現化するため、パートナー企業が新しいツールや技術を組み入れた様々なデジタルコンセプトを開発する。

 テンペストのプログラムでは、将来の紛争に必要とされる能力を満たし、2030年代半ばの運用開始に向け、AIや機械学習、自律システムを含めた最先端の技術を開発する。エコシステム全体にデジタルエンタープライズを組み込み、先端技術、効率性、製造スピード、低コストを組み合わせて提供できるようアジャイルアプローチを採用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく。

 BAEはこれまで、垂直離着陸機ハリアーや英仏共同開発の軽攻撃機ジャギュア、英独伊3カ国による戦闘攻撃機トーネード、英独伊とスペインの4カ国が共同開発した戦闘機ユーロファイタータイフーン、ロッキード・マーティンのステルス戦闘機F-35に参画した実績がある。

関連リンク
Team Tempest(Royal Air Force)
BAE Systems

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