エアライン — 2021年6月30日 08:50 JST

ANA、夏冬ボーナス見送り 62年以降で初

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は6月29日、社員の一時金(ボーナス)を今年度は夏冬とも支給を見送ることで労働組合と合意した。ANAが年間を通してボーナスをゼロとするのは、記録が残る1962(昭和37)年以降では初めて。

今年度は夏冬ともボーナス支給を見送るANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による業績悪化に伴い、2020年度のボーナスは夏が1カ月分、冬がゼロだった。今年度は年間を通じて支給を見送ることで人件費を圧縮し、固定費の抑制につなげる。

 同日開かれたANAHDの株主総会で、片野坂真哉社長は「雇用は守るが賃金は我慢して欲しい」と社員との対話で理解を求めてきたことを株主に報告した。

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