ANAの21年3月期、過去最大の最終赤字4046億円 今期は35億円黒字想定

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 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は4月30日、2021年3月期通期の連結最終損益は4046億2400万円の赤字になったと発表した。2003年の連結決算移行後では、過去最大の赤字を記録した。

 一方、同時に発表した2022年3月期の通期業績予想は、35億円の最終黒字を計画。30日にオンライン会見を開いたANAHDの片野坂真哉社長は、「7月ごろに単月黒字化」との見通しを示した。旅客需要が新型コロナ前の水準に回復するのは、国内線が2021年度(22年3月期)期末、国際線は2023年度期末を見込む。

—記事の概要—
1-3月期は営業赤字拡大
貨物売上は37%増
22年3月期の見通し

1-3月期は営業赤字拡大

21年3月期決算をオンラインで発表するANAHDの片野坂社長(Zoomのスクリーンショット)

 2021年3月期の売上高は7286億8300万円(20年3月期比63.1%減)、営業損益は4647億7400万円の赤字(20年3月期は6608億600万円の黒字)、経常損益は4513億5500万円の赤字(同593億5800万円の黒字)となった。

 四半期単独の営業赤字は、第1四半期(4-6月期)が


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