エアバス, 機体 — 2021年5月18日 23:07 JST

エアバスACJ220、最初のセクションが工場到着 A220のビジネスジェット仕様

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 エアバスは現地時間5月17日、A220型機をベースとするビジネスジェット「ACJ TwoTwenty(ACJ220)」の最初のセクションとなる中胴部分が、カナダのケベック州ミラベルにある最終組立工場に到着したと発表した。

ミラベルの最終組立工場に到着したACJ TwoTwentyの中胴部分(エアバス提供)

A220をベースとしたビジネスジェット「ACJ TwoTwenty」(エアバス提供)

 ACJ TwoTwentyはA220のうち、標準型のA220-100をベースとした機体で、2020年10月にローンチ。客室は長さ23.8メートル、幅3.3メートル、高さ2.0メートルで、床面積は73平方メートルとなる。リビングエリアや寝室を備え、最大19人の乗客が搭乗できる。

 客室は6区画に分かれており、前方からクローゼットやギャレー(厨房設備)、VIP用ラバトリー(化粧室)などがあるエリア、ビジネスラウンジ、作業スペースやダイニング、ゲスト用ラウンジ、寝室、シャワールームを設けることができる。

 航続距離は最大5650海里(1万500キロ)。東京-ドバイ間やロンドン-ロサンゼルス間などをノンストップで飛行でき、飛行時間は12時間を超える。

 初号機の引き渡しは、ローンチカスタマーであるスイスのVIP向けチャーターサービス会社コムラックスへ今冬に予定している。

 ベースとなるA220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」の新名称。Cシリーズの製造や販売を担う事業会社「CSALP」を、エアバスが2018年7月に買収したことで改めた。Cシリーズは、CS100(100-135席)と、中胴が3.7メートル長いCS300(130-160席)の2機種が開発され、CS100をA220-100、CS300をA220-300に改称した。

ACJ TwoTwentyの客室レイアウト例(エアバスのサイトから)

ACJ TwoTwentyの客室レイアウト例(エアバスのサイトから))

A220をベースとしたビジネスジェット「ACJ TwoTwenty」の機内(エアバス提供)

A220をベースとしたビジネスジェット「ACJ TwoTwenty」のリビング(エアバス提供)

A220をベースとしたビジネスジェット「ACJ TwoTwenty」の寝室(エアバス提供)

関連リンク
ACJ(Airbus)
Comlux
Airbus

ACJ
エアバス、A220のビジネスジェット 東京-ドバイ直行、12時間超飛行可(20年10月7日)
独空軍にACJ350納入 初のA350政府専用機仕様(20年8月20日)
独政府、A350ビジネスジェット3機発注 20年に初号機(19年5月21日)
スイスVIPチャーター社、ACJ320neo初号機受領 A320neoビジネスジェット(19年3月26日)
ACJ320neo、納入開始 ビジネスジェット版A320neo(19年1月17日)
エアバス、A330neoのビジネスジェット ACJ330neoローンチ(17年5月23日)
エアバス、A319neoのビジネスジェット受注 アジア顧客から(16年4月13日)

CシリーズからA220へ
A220、製造100機到達 エア・バルティックにA220-300(19年12月2日)
A220ってどんな機体? 特集・エアバス機になったCシリーズ(18年7月11日)
エアバス、A220発表 Cシリーズを改称(18年7月10日)
エアバス、Cシリーズ事業会社買収 ボンバルディアや州政府から(18年7月2日)
「Cシリーズはニッチ」ボンバルディア、2強なき市場に挑戦 特集・CS100とCS300日本参入なるか(16年7月27日)