エアライン, 空港 — 2021年4月23日 23:50 JST

顔パス搭乗、羽田でも実証実験 JAL・ANAら4社導入

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 羽田空港の国際線ターミナルを手掛ける東京国際空港ターミナル(TIAT)は4月23日、顔認証技術を使った搭乗手続き「Face Express(フェイスエクスプレス)」の実証実験を報道関係者に公開した。チェックイン時に登録した顔情報を使い、保安検査場や搭乗口でパスポートなどを提示せずに本人確認する“顔パス(ウォークスルー)”の搭乗手続きで、羽田のほか成田空港の国際線で7月から本格運用する。

羽田空港第3ターミナルでFace Expressをデモ披露するTIATのスタッフ=21年4月23日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 両空港の国際線チェックインカウンターと保安検査場の入口、搭乗口に、日本電気(NEC、6701)の顔認証システムを導入した機器を設置。チェックインカウンター付近に設置したFace Expressの登録機に、パスポートと搭乗券、利用者の顔情報の3つを読み込ませることで、自動手荷物預け機(SBD=Self Baggage Drop)と保安検査場入り口、搭乗ゲートの3カ所を顔情報のみで通過できるようになり、いずれもパスポートや搭乗券を提示する必要はない。

 羽田での実証実験は成田と同じく4月13日から開始。羽田では航空会社や空港会社など関係者で検証を進め、7月を予定する本格導入後は、一般の利用客も顔パス搭乗ができるようになる。現在は全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)、デルタ航空(DAL/DL)、エールフランス航空(AFR/AF)の4社便で利用でき、国際線を運航する他社に順次拡大を図る。

 顔認証技術を使った搭乗手続きは、航空会社などが加盟するIATA(国際航空運送協会)が推進する旅客搭乗手続きの自動化プロジェクト「Fast Travel(ファストトラベル)」のひとつで、「OneID(ワンアイディー)」と呼ばれている。成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は、顔パスで搭乗できることが利用者に伝わるよう、OneIDに「Face Express」と愛称を付けてロゴも用意し、成田と羽田の両空港に導入した。

羽田空港第3ターミナルの自動手荷物預け機でFace Expressをデモ披露するTIATのスタッフ=21年4月23日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田空港第3ターミナルの保安検査場入り口でFace Expressをデモ披露するTIATのスタッフ=21年4月23日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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Face Express(成田国際空港)
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