ボーイング, 機体, 空港 — 2021年2月22日 17:45 JST

中部空港FLIGHT OF DREAMS、有料エリア刷新 3月末で体験コンテンツ終了、商業エリア継続

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 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は2月22日、空港島内で運営するボーイング787型機を展示する複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」について、体験型のデジタルコンテンツ6種類を3月31日で終了すると発表した。体験型コンテンツを提供する有料の1階エリアは、翌4月1日からリニューアルのため閉鎖し、2階と3階にある無料の商業エリアは営業を続ける。1階エリアの再オープン時期は未定で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響などを考慮して決定する。

リニューアルにより提供を終了するFLIGHT OF DREAMSの体験型デジタルコンテンツ=18年10月12日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 終了するのは、体験型コンテンツ9種類のうち、787-8の実機と館内空間を使用した映像と音のショーを展開する「Fly with 787 Dreamliner」(フライ・ウィズ 787ドリームライナー)や、米シアトル郊外にあるボーイングのエバレット工場を再現した「Boeing Factory」(ボーイングファクトリー)など、2年半前のオープン当初からのデジタルコンテンツ6種類。いずれもチームラボ(東京・文京区)がプロデュースを担当した。787のコックピット公開や787シミュレーター体験はリニューアル後も継続し、工作や実験を通じて体験できるワークショップも継続を予定している。

 リニューアル工事中は、2階と3階にある無料の商業エリアは営業を続ける。1階にあるボーイングのオフィシャルグッズを販売する「ボーイングストア」も継続する。

 中部国際空港会社によるとリニューアル期間は未定で、新型コロナの影響などを考慮し、社内で検討を進めるという。現在の館内は照明を落とした暗めの雰囲気だが、リニューアル後は明るいものに変更を検討。「気軽さ」を軸とし、現在は大人(中学生以上)1人1200円としている入場料の引き下げや、無料化も視野に入れたリニューアルを計画しているとみられる。

 同施設の利用客は、航空ファンやレジャーで訪れる観光客と、近隣から訪れる地元客で両極化。現在の入場料は、近隣客が「普段使い」するには高いとする声もあったようだ。

 2018年10月12日にオープンしたFLIGHT OF DREAMSは、2019年8月30日に開業した愛知県国際展示場と、同年9月20日に供用を開始したLCC専用の第2ターミナル(T2)の中間に位置。787-8の飛行試験初号機「ZA001」(登録記号N787BA)を中心に、9種類の体験型コンテンツを提供する有料の展示エリア「Flight Park(フライトパーク)」と、飲食や物販などの10店舗が入居する、無料の商業エリア「Seattle Terrace(シアトルテラス)」で構成する。

 シアトルテラスはT2の商業エリア機能も担う一方、新型コロナの影響により、T2を発着する便が大幅に減少。現在は拠点とするジェットスター・ジャパン(JJP/GK)が運航する国内線が1日に数便のみで、国際線はすべて運休が続いている。拠点としていたエアアジア・ジャパンが2020年12月に事業を廃止したことも追い打ちとなり、利用客が減少した現状では施設の運営費もかさむことから、一時的な閉鎖を判断したもようだ。

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【お知らせ】
サブタイトルの一部を変更しました。(21年2月23日 12:41 JST)