エアライン, 空港 — 2021年1月27日 17:54 JST

JAL、羽田北ウイング2月から再閉鎖 6割減便に

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 日本航空(JAL/JL、9201)は1月27日、羽田空港第1ターミナル北ウイングのカウンターと保安検査場を2月1日から閉鎖し、南ウイングに当面集約すると発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によるもの。同時に発表した2月1日から28日までの追加減便は75路線2926便で、これまでの発表分を合わせると2月全体では99路線1万4313便が減便となり、減便率は61%と前回1月14日発表時から13ポイント悪化する。

2月1日から閉鎖される羽田空港第1ターミナル北ウイングのJALカウンターと保安検査場=21年1月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 閉鎖するのは北ウイングのカウンターと2カ所ある保安検査場で、ラウンジは引き続き利用できる。北ウイングは2020年4月17日から閉鎖していたが、7月1日に再開。しかし、減便規模が再び拡大してきたことから、2月から当面の間は南ウイングへ集約することにした。

 27日に発表した減便対象の75路線には、羽田-札幌(新千歳)、伊丹、福岡、那覇の幹線4路線も含まれる。75路線のうち、全便運休するのは羽田-秋田線と山形線、伊丹-出雲線、福岡-屋久島線の4路線で、一部の日が運休となるのは羽田-岡山線や石垣線、伊丹-長崎線など19路線になる。

1月19日19時から閉鎖されている羽田空港第2ターミナル南側の保安検査場=21年1月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)も、2月の国内線を追加減便すると26日に発表済み。運休19路線を含む74路線2409便が追加で対象となり、2月の減便率は発表前から12ポイント悪化して57%になった。

 ANAが使用する羽田第2ターミナルも、南北に2カ所ずつある保安検査場のうち、南側は19日午後7時からすべて閉鎖となり、現在は北側の保安検査場AとBのみ利用できる。南側はカウンターやANAラウンジも同時に閉鎖しており、上級会員向けANAスイートラウンジのみオープンしている。

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