エアライン, 官公庁, 機体 — 2021年1月17日 07:01 JST

[書籍]真山仁『ロッキード』

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 小説家・真山仁氏の著書『ロッキード』(文藝春秋)が1月13日発売。2250円(税別)。

 「角栄はなぜ葬られたのか? 新証言と膨大な資料を駆使した人気作家渾身の超弩級ノンフィクション、ついに刊行!。

 フワフワとした事件――元最高裁判事が抱いた違和感とは。前総理逮捕という「特捜の金字塔」は神話に過ぎなかったのか。関係者多数に徹底取材。多くの新証言を得て田中角栄を葬った“真犯人”に迫る。いまロッキード事件の真実が明らかになる。

 ロッキード事件を見つめれば、この国のかたちが見えてくる。
 〈自民党の長期政権の功罪、金権政治、日米関係、政治と検察庁の関係、さらには熱しやすく冷めやすい国民感情等々。それは、まさに日本の現代史を象徴する事件だった。ならば、すべての先入観を捨てて事件を再検証する必要がある〉(序章「霧の中の大迷宮」より)」

【目次】
第一部
第一章 アメリカから飛んで来た疑獄
第二章 政治の天才の誕生
第三章 金権政治家の烙印

第二部
第四章 トライスター請託の不可解
第五章 五億円とは何だったのか
第六章 裁判所の不実
第七章 吉永祐介の突破力
第八章 毒を喰らった男

第三部
第九章 もう一つの疑惑
第十章 児玉誉士夫という生き方
第十一章 対潜哨戒機
第十二章 白紙還元の謎
第十三章 “MOMIKESE”と訴えた男

第四部
第十四章 角栄はなぜ葬られたのか
終章 残された疑惑

【著者略歴】
まやま・じん 1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業後、新聞社に入社。フリーライターを経て2004年『ハゲタカ』でデビュー。以後、現代社会の歪みに鋭く切り込むエンタテインメント小説を精力的に発表し続けている。近著に『標的』(文春文庫)、『シンドローム』(講談社文庫)、『トリガー』(KADOKAWA)、『神域』(毎日新聞出版)などがある。本書は初の本格的ノンフォクション作品。

関連リンク
ロッキード(文藝春秋BOOKS)
真山 仁 – JIN MAYAMA Official Home Page –

雑誌
「”チャック”イェーガー物語 / 第301飛行隊F-4EJからF-35Aへ」航空ファン 21年3月号
「フライトルポ大全 創刊40周年通巻500号記念号」月刊エアライン 21年2月号
「ザ・航空業界しごとガイド」月刊エアステージ 21年2月号
「スタンド・オフ・ミサイル」航空情報 21年2月号
「やっぱり一度は乗ってみたい!エアバスA380」航空旅行 vol.33

書籍
イカロスMOOK『ヒコーキ写真テクニック 2020 Spring Summer』
イカロスMOOK『CA&グランドスタッフ筆記試験問題集』
Pen+『完全保存版 エアライン最新案内。』
「世界航空機年鑑 2019〜2020年」
イカロスMOOK『エアライン GUIDE BOOK 改訂新版)』
イカロスMOOK『政府専用機 B-747』
井上泰日子『最新|航空事業論[第3版]エアライン・ビジネスの未来像』
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