ボーイング, 機体 — 2020年12月20日 17:45 JST

GE90、誕生25周年 777向けエンジン、地球と太陽300往復相当

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 GEは、傘下のGEアビエーション製ボーイング777型機向けエンジン「GE90」が誕生から25周年を迎えたとこのほど伝えた。

誕生25周年を迎えたGE90。写真はANAの777-300ERに搭載されたGE90-115B=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 GE90は、双発大型機777向けに1990年から開発がスタートし、1995年2月2日に同エンジンを積んだ777-200が初飛行に成功。ワシントン州シアトルで5時間20分の試験飛行を行った。777のうち最初に製造が始まった777-200は3種類のエンジンが用意され、GE90のほかプラット&ホイットニー製PW4000、ロールス・ロイス製Trent800が選択できた。

 GE90を搭載した最初の777-200(登録記号G-ZZZC)は、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)が1995年11月11日に初受領。BA向けの供給開始から25周年を迎えた。

 GEによると、これまでに派生型を含めて2800基を超えるGE90を世界各国の航空会社などへ納入。過去四半世紀で、GE90の総飛行距離は地球と太陽間の300往復分に相当する約557億マイル(約897憶キロ)に達しているという。

 また、777-300ER向けGE90-115Bの炭素繊維複合材製ファンブレードは、形状の美しさからMoMA(ニューヨーク近代美術館)の収蔵コレクションに選ばれている。このブレードをはじめ、GE90向けに開発された技術は、その後のGEnx(787、747-8向け)やGE9X(777X向け)といった新エンジンを開発する際の基盤になっている。

 日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が777-200ERと777-300ER、全日本空輸(ANA/NH)が777-300ERと777F貨物機でGE90を採用。民間機の777-300ERをベースとする政府専用機B-777も、同エンジンを採用している。このうち、777-300ERと777FはGE90の独占供給となっている。

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