エアライン, 企業, 官公庁 — 2020年11月13日 13:05 JST

ピーチ、搭乗前の抗原検査スタート 帰省先での感染拡大防止、負担補助で安価に

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は11月13日、利用客が搭乗前に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の抗原検査を受検し、国内線を利用できるようにする「抗原検査後国内線利用実証事業」を開始した。関西発の宮崎と奄美線の2路線を対象に実証し、帰省先での感染拡大の防止を目指す。

関空発の2路線で搭乗前の抗原検査実証を開始したピーチ=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 同事業は、関西の自治体・経済団体などで構成する関西国際空港全体構想促進協議会と、宮崎・鹿児島の両県のほか、受託臨床検査事業を展開するエスアールエル(東京・新宿)と、うつぼ Garden Clinic(大阪・西区)の5者も協力。2路線の搭乗客が、対象となる運賃プラン「バリューピーチ」と「プライムピーチ」で予約した場合に、オプションで提供する。

 費用の一部をピーチと各自治体が負担することで、利用客の支払額を抑える。自己負担額は3000円(税別)で、受診時にクリニックで支払う。検査結果が陰性の場合は、陰性証明書が交付される。受付期間は11月13日から12月14日までで、11月20日から12月19日までの搭乗分で利用できる。搭乗の5日前までにオプション申込みと、クリニックでの検体採取が完了していることが必要となる。

 ピーチは帰省需要が高いものの、航空以外の代替交通手段が少ない2路線を同事業の対象路線に選定した。実証の結果により、対象路線や対象者の拡大を検討する。

 政府の観光支援事業「Go To トラベルキャンペーン」により、国内の観光需要は回復傾向にある。一方、帰省需要は自らが感染拡大の要因となる不安などが影響し、回復が鈍くなっている。ピーチは帰省前の抗原検査の受検により、利用者が安心して帰省できる環境の構築を目指す。

関連リンク
ピーチ・アビエーション
関西国際空港全体構想促進協議会
宮崎県
鹿児島県
エスアールエル
うつぼ Garden Clinic

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