エアバス, エアライン, ボーイング, 機体 — 2020年4月23日 13:20 JST

オーストリア航空、A319全退役へ 22年末、767は半減

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 オーストリア航空(AUA/OS)は2022年までに、エアバスA319型機をすべて退役させる。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響による需給調整の一環で、ボーイング767-300ER型機も一部退役させる。

退役するオーストリア航空のA319=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 3月末現在、同社はA319を7機、767を6機保有している。767のうち、2022年までに退役するのは3機(登録記号OE-LAT、OE-LAW、OE-LAX)で、平均機齢は28年。残りの3機(OE-LAZ、OE-LAE、OE-LAY)は運航を継続する。

 また、2019年から退役を開始したボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q400型機も、2022年までにすべて退役する。現在は14機保有し、後継機としてA320を導入する。

 オーストリア航空は新型コロナの影響により、3月18日から5月17日まで全便を運休している。同社では今年の需要について、25%から50%減少すると予測。2021年末には、コロナ発生前と比較し75%まで回復すると見込んでいる。

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