企業, 機体 — 2020年4月8日 08:00 JST

ロールス・ロイス、英国で人工呼吸器の製造コンソーシアム参画

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 新型コロナウイルスの感染拡大が続く英国で、英ロールス・ロイス(RR)などが人工呼吸器の増産に取り組んでいる。約30社で組織する企業連合(コンソーシアム)の取り組みの一環で、既存の技術を結集して新たに人工呼吸器のサプライチェーン(供給網)を構築。英政府からの要請に基づき、1万台以上を生産する目標だ。

人工呼吸器paraPAC plus (ロールス・ロイス提供)

 RRや英GKNエアロスペース、英BAEシステムズなど約30社は、人工呼吸器の増産を求める政府要請の受け皿としてコンソーシアム「Ventilator Challenge UK」を結成。需給がひっ迫する既存の供給体制と並行して新たにサプライチェーンを構築し、GKNの組み立て工場に部品を供給する。品質の担保や生産量の確保については専門企業のシーメンス・メディカルとも連携する。

 同プロジェクトには、RRから英中部ソリフルにあるコントロールズ事業部の計測器、バルブ、ポンプの担当者のほか、同じく英中部ダービーのビジネス、調達、プログラムマネジメント担当者らが参加。今後は米国拠点に在籍する人員も活用し、24時間体制で稼働する。部品の輸送には、アイルランドに本社を置くコンサルティング会社のアクセンチュアも協力するという。RRのコントロール・システムズ部門のクレイグ・アスキュー・バイスプレジデントは、「人命を救う人工呼吸器の供給に全力で取り組む。難局に取り組む社員たちに感謝している」とコメントした。

 同コンソーシアムにはほかに、欧州航空機大手のエアバスや運輸大手の独DHL、部品メーカーの仏タレスなども参画。コンソーシアムの規模を生かし、週あたり1500ユニットの生産を目指す。

関連リンク
VentilatorChallengeUK Consortium
Rolls-Royce

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