エアライン — 2020年3月11日 17:35 JST

JALも入社式中止 オンライン開催に

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 日本航空(JAL/JL、9201)は3月11日、羽田空港の格納庫で例年4月1日に開催している入社式を、グループ社員全員が集まる形では開かず、オンラインで開催すると発表した。中国から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもの。

*当日はライブ配信実施。記事はこちら

20年度上期入社式の中止を決めたJAL。写真は入社式会場のスクリーンに映し出された新元号「令和」を見る浅田真央選手と新入社員ら=19年4月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2020年度上期の新入社員は、JALグループ約40社で約2000人。格納庫に集まり、最後に抱負を書いた紙飛行機を飛ばすのが、恒例行事だった。オンラインでの開催方法は、検討中だという。感染拡大リスクが少ない少人数形式などを軸に、調整しているとみられる。

 JALは2010年1月19日の経営破綻後、新卒採用を一時中断したため、7年前の2013年4月1日に3年ぶりの入社式を開催。同年以降、毎年格納庫で開いてきた。昨年は式が開かれている中で新元号「令和」が発表され、会場のスクリーンに大きく映し出された。

 航空会社の入社式では、全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が、3日に入社式の開催中止を発表している。

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