エアライン — 2019年12月19日 11:25 JST

JALとマレーシア航空、20年4月から共同事業 独禁法適用除外の認可取得

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)とマレーシア航空(MAS/MH)は12月19日、国土交通省とマレーシア当局に申請していた共同事業(JV)の開始に向け、独占禁止法の適用除外(ATI)の認可を取得したと発表した。

JALと共同事業を始めるマレーシア航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象は日本-マレーシア路線で、2020年4月開始を目指す。JVでは、運賃や運航スケジュールを両社間で調整できるようになり、全体的なサービスで歩調を合わせられるようになる。JALの赤坂祐二社長は、安全分野でも連携できるのではとの考えを示している。

 加盟する航空連合は両社ともワンワールド・アライアンスで、2012年に両国間などでコードシェア(共同運航)を開始した。現在の両国間路線は2路線で、成田-クアラルンプール線はJALが週7往復、マレーシア航空が週12往復運航している。マレーシア航空はクアラルンプール-関西線を週7往復運航するほか、繁忙期を中心にコタキナバル-成田線も運航。全路線でコードシェアしている。

関連リンク
日本航空
マレーシア航空

JALとハワイアン航空の共同事業、独禁法適用除外認めず 米運輸省(19年10月4日)
JALとマレーシア航空共同事業、赤坂社長「安全や再建も経験共有」(19年6月3日)
JALとマレーシア航空、共同事業へ 20年開始目指す(19年5月27日)
ガルーダ、JALと共同事業へ ANAとも継続(19年3月25日)
「腹を割り、踏み込んだ関係目指す」特集・JAL藤田副社長に聞くJV展開(18年9月9日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post