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JALとマレーシア航空、20年4月から共同事業 独禁法適用除外の認可取得

 日本航空(JAL/JL、9201)とマレーシア航空(MAS/MH)は12月19日、国土交通省とマレーシア当局に申請していた共同事業(JV)の開始に向け、独占禁止法の適用除外(ATI)の認可を取得したと発表した。

JALと共同事業を始めるマレーシア航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象は日本-マレーシア路線で、2020年4月開始を目指す。JVでは、運賃や運航スケジュールを両社間で調整できるようになり、全体的なサービスで歩調を合わせられるようになる。JALの赤坂祐二社長は、安全分野でも連携できるのではとの考えを示している。

 加盟する航空連合は両社ともワンワールド・アライアンスで、2012年に両国間などでコードシェア(共同運航)を開始した。現在の両国間路線は2路線で、成田-クアラルンプール線はJALが週7往復、マレーシア航空が週12往復運航している。マレーシア航空はクアラルンプール-関西線を週7往復運航するほか、繁忙期を中心にコタキナバル-成田線も運航。全路線でコードシェアしている。

関連リンク
日本航空 [1]
マレーシア航空 [2]

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