エアバス, エアライン, 機体 — 2019年9月9日 12:36 JST

エジプト航空、A220-300初号機受領 6社目、北アフリカ初

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 エアバスは現地時間9月6日、エジプト航空(MSR/MS)へ同社向け初号機となるA220-300型機(登録記号SU-GEX)を引き渡したと発表した。A220の運航会社としては6社目で、中東・北アフリカ地域で初導入となる。

エジプト航空のA220-300=PHOTO: Raphael Jolicoeur/raphimages.com

 エジプト航空のA220-300は2クラス140席で、プレミアムエコノミー15席、エコノミー125席を設定。数日以内に拠点とするカイロを発着する路線に投入する。

 A220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」の新名称。Cシリーズの製造や販売を担う事業会社「CSALP」を、エアバスが2018年7月に買収したことで改めた。Cシリーズは、CS100(100-135席)と、中胴が3.7メートル長いCS300(130-160席)の2機種が開発され、CS100をA220-100、CS300をA220-300に改称した。

 エジプト航空はA220-300(当時CS300)を、エアバス買収前の2017年12月に12機確定発注した。

 今回の引き渡しにより、エジプト航空は6社目のA220運航会社となる。これまではスイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)とエア・バルティック(BTI/BT)、大韓航空(KAL/KE)、デルタ航空(DAL/DL)、エア・タンザニア(ATC/TC)の5社が受領し、アフリカ大陸では2018年12月のエア・タンザニアに続き2社目の導入となる。

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A220の機内(0:32)
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