エアライン, 空港 — 2019年7月24日 12:07 JST

JAL、羽田国内線カウンター刷新へ JGCは個室化、スマート空港20年開始

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、空港の利便性を高める「スマートエアポート」を、2020年からスタートさせる。第1弾は羽田空港の国内線で、チェックインカウンターや搭乗口などを段階的に改修し、2020年夏に全面開業を予定。2021年をめどに、国内の基幹空港である新千歳と伊丹、福岡、那覇の4空港に展開していく。

JALの羽田国内線出発ロビーのイメージ(同社サイトから)

 スマートエアポートは、ITを活用した人的サービスと、最新技術によるセルフサービスによる、JALが考える新しい空港サービスの形。5つのコンセプトとして、スムーズに移動できること、落ち着いて手続きできること、手続き方法の選択肢が豊富であること、ニーズに合わせたサポートがあること、旅全体へサポートがあることを掲げている。

 人的サービスは、空港の地上係員がモバイル端末を携行し、チェックインや座席変更などの手続きを、場所を選ばずに案内できるようにする。手荷物は乗客がセルフサービスで預けられるよう、手荷物タグを発行できる新型自動チェックイン機と、自動手荷物預け機(SBD=Self Baggage Drop)を設置する。

 搭乗口には、新型ゲート機器を導入。QRコードやICカードの読み取り精度を向上させ、高度な人間検知技術を活用できるようにし、地上係員が飛行機の出発前に行う業務を効率化させ、乗客をスムーズに機内へ案内できるように改良する。

 羽田のリニューアルに伴い、マイレージサービスの上級会員「JALグローバルクラブ(JGC)」のカウンターを個室化。保安検査場と一体型のチェックインカウンターにリニューアルする。対象は羽田南ウイングと北ウイングのJGCカウンターで、北側を12月ごろ、南側を2020年2月ごろにリニューアルオープンさせる。

 JALでは、羽田での工事情報を同社のウェブサイトで提供していく。

JALの羽田国内線自動チェックイン機のイメージ(同社サイトから)

JALの羽田国内線自動手荷物預け機のイメージ(同社サイトから)

JALの羽田国内線JGCエントランスのイメージ(同社サイトから)

JALの羽田国内線JGCカウンターのイメージ(同社サイトから)

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