業績, 空港 — 2018年12月11日 20:22 JST

関空、台風被害で純利益23%減 18年4-9月期、貨物も回復傾向

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 関西と伊丹、神戸の3空港を運営する関西エアポート(KAP)が12月10日に発表した2018年4-9月期(中間期)連結決算は、売上高に当たる営業収益が前年同期比6%増の1049億円、EBITDA(利払前税引前償却前営業利益)が前年並みの464億円、営業利益が2%減の266億円、経常利益が3%減の209億円、純利益が23%減の114億円と増収減益だった。

 9月の台風21号による被害で、特別損失35億円を計上。2016年4月1日に民営化以降、初めて減益となった。通期予想は台風被害にかかわらず、公表しない方針を維持している。

—記事の概要—
被害額は保険適用へ
貨物も回復傾向

被害額は保険適用へ

4-9月期決算を発表する関西エアポートの坂本専務=18年12月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 KAPでは台風による特損の要因として、貨物上屋の修繕や臨時シャトルバスの運行費、電源設備の応急復旧、発電機のレンタル代などを挙げた。9月末までに作業が終わった分の損失が8億円、10月以降に発生する損失で金額が見えているものが27億円で、合わせて35億円とした。

 CFO(最高財務責任者)の坂本龍平専務は、「推計値ではあるが、特損は約180億円はあるのではないか」と述べ、2019年3月期以降の決算で残り145億円程度の損失が見込まれるという。また、被害額については、「基本的に保険でカバーされる」(坂本専務)と説明した。

 売上高のうち、着陸料や旅客サービス施設使用料(PSFC)、旅客保安サービス料(PSSC)、搭乗橋施設(PBB)使用料など航空系事業の収益は、前年同期比


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。