エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2013年2月22日 17:12 JST

ANA、60周年特別塗装機「ゆめジェット」 大賞授賞式で機体と愛称発表

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 全日本空輸(ANA、9202)は2月22日、創立60周年を記念した特別塗装機の大賞授賞式を伊丹空港に隣接するANAベースメンテナンステクニクスの格納庫で行った。愛称はANAグループ社員の応募の中から「ゆめジェット~You&Me~」が選ばれた。ゆめジェットの初便は、23日午後1時に羽田から宮崎へ向けて出発する。(初便の記事はこちら

ゆめジェットの前で模型を手にする大賞を受賞した間弓さん=2月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

塗装の仕上げとなるクリアペイントを施す間弓さん=2月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同機のデザインは世界36カ国から7042作品の応募があり、昨年12月1日に東京都在住の画家、間弓莉絵さん(30)が大賞に選ばれた。ボーイング767-300型機(国内線仕様機)への塗装は1月から同格納庫で行われ、授賞式後に間弓さんが前方ドア横のサインにクリアペイントを施して完成した。

 間弓さんは、「飛行機に絵を描きたいと18歳の頃から周りに言ってきた。ゆめジェットの名前の通り、本当に夢は叶うんだねと友達に言われた。夢が叶ったのはたくさんの人の応援があったからなので、ANA関係者や整備士の皆さんにお礼を言いたい」と感激の涙を目に浮かべ、声を詰まらせながら思いを語った。

 愛称についてANAの福田哲郎執行役員は「日本や世界の子どもたちが国境を越えて笑顔でつながっていくという、ANAの夢と思いを込めた名前」と述べた。

ゆめジェットのデザインをモチーフにした客室乗務員用エプロン=2月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 18歳の頃から飛行機に絵を描きたいと思っていたことについて、間弓さんは「祖母が飛行機によく乗っていて、小さい頃から空港へ迎えに行っており、面積の広い飛行機に自分の絵が描かれたらすてきだろうな、と思っていた。何人もの整備士さんが、毎日作業にあたってくださり、夢が叶った。“人類みな兄弟”ではないが、そうしたコンセプトで描いた」と話した。

 機体の塗装は手書き風に仕上げられているが、「最初はデザインどおり(のタッチに)にならないかもしれない、と言われた」と間弓さん。機体で一番気に入っているのは手書き風のタッチと胴体下部に描かれた地球だという。

 ゆめジェットはANAの特別塗装機としてはラッピング機を除くと2011年7月18日就航の「ピース★ジェット」に続くもの。初便は23日の羽田を午後1時に出発する宮崎行き609便。機内では客室乗務員が機体デザインをモチーフにしたエプロンを着用する。エプロンの存在は授賞式終了まで間弓さんには秘密だったため、着用したANA社員の姿を見て驚いていた。

 就航路線は固定せず、767が就航している全国各地の空港へ運航される。就航期間は2014年度末までの約2年間を予定している。(初便の記事はこちら

ゆめジェットの前で記念撮影に応じる間弓さんとANAグループ社員=2月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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