エアバス, エアライン, 機体 — 2018年10月18日 13:22 JST

シンガポール航空、関空全便A380に 年末年始限定で

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 シンガポール航空(SIA/SQ)は10月18日、1日2往復のシンガポール-関西線をエアバスA380型機で全便運航すると発表した。12月8日から2019年1月3日までの期間限定で大型化する。

関西線全便をA380で期間限定運航するシンガポール航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 シンガポール航空は6月に、冬ダイヤが始まる10月28日から午前の関空発着便(SQ618/619)をA380に大型化すると発表済み。ボーイング787-10型機で運航している夜発着便(SQ622/623)もA380を導入し、提供座席数を増やす。

 投入するA380は、内装刷新前の機体。座席数はSQ618/619便が4クラス441席(スイート12席、ビジネス60席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー333席)、SQ622/623便が4クラス379席(スイート12席、ビジネス86席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー245席)となる。787-10(2クラス337席:ビジネス36席、エコノミー301席)と比べ、SQ622/623便の提供座席数は1便あたり上級クラスを中心に42席増える。

 今回の全便A380投入により、関空はシンガポール航空がA380をダブルデイリーで運航する最初で唯一の都市になるという。また、関西地域の居住者限定のキャンペーンを10月23日まで実施している。

 シンガポール航空は、2017年12月からA380に新シートを導入。個室タイプの「スイート」にフルフラットベッドを導入するなど大幅にリニューアルし、4クラス471席(スイート6席、ビジネス78席、プレミアムエコノミー44席、エコノミー343席)とした。

 今年で日本就航50周年を迎えたことから、787-10最初の定期便にも関西線を選んでおり、5月3日に就航している。

運航スケジュール(10月28日から19年3月30日)
シンガポール→関西
SQ618 シンガポール(01:30)→関西(08:45)機材:A380
SQ622 シンガポール(14:05)→関西(21:20)機材:787-10、A380(12月8日から19年1月3日)

関西→シンガポール
SQ619 関西(11:00)→シンガポール(17:10)機材:A380
SQ623 関西(23:30)→シンガポール(翌日05:30)機材:787-10、A380(12月8日から19年1月3日)

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