エアライン, ボーイング, 機体 — 2018年4月25日 07:46 JST

ライアンエア、737 MAX 8を25機追加発注 135機に

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 ボーイングは現地時間4月24日、アイルランドを拠点とするライアンエア(RYR/FR)が737 MAX 8を25機追加発注したと発表した。カタログ価格で総額30億ドル(約3265億円)相当で、既存の発注分と合わせて135機となった。

ライアンエアの737 MAXのイメージイラスト(ボーイング提供)

 ライアンエアは欧州最大のLCC。737 MAX 8の200席仕様「737 MAX 200」を2014年11月に100機、2017年6月に10機発注しており、今回で3回目の発注となった。受領開始は2019年春を予定している。

 座席数は197席で、同社が現在運航している737-800の189席よりも8席多く、燃料消費量は14%少ない。

 737 MAX 200は、2014年7月に英国で開かれたファンボロー航空ショーでボーイングが発表した、737 MAX 8(1クラス最大189席)のLCC向け200席仕様。非常時の脱出要件を満たすよう、胴体中央後部にドアを追加したことで、座席数を最大11席まで増やせるようになった。今回の発表では、ボーイングは「737 MAX 200」という表現を用いておらず、737 MAX 8の受注発表としている。

 737 MAXは737の発展型で、CFMインターナショナル製の新型エンジン「LEAP-1B」を採用し、翼端には新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備える。737 MAX 8のほかに、737 MAXファミリーで胴体がもっとも短い737 MAX 7(1クラス最大172席)、胴体が長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)、さらに胴体を伸ばした737 MAX 10(同230席)がある。

関連リンク
RyanAir
Boeing
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ライアンエア、737 MAX 200を100機正式発注(14年12月1日)
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