エアライン, ボーイング, 機体 — 2014年12月1日 21:00 JST

ライアンエア、737 MAX 200を100機正式発注

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 ボーイングは現地時間12月1日、アイルランドを拠点とするLCC(低コスト航空会社)のライアンエア(RYR/FR)が737 MAX 8の200席仕様「737 MAX 200」100機を確定発注したと発表した。カタログ価格で総額110億ドル(約1兆2980億円)。契約には、737 MAX 200を別途100機購入できるオプションが含まれる。RYRは同型機のローンチカスタマーとなる。

ライアンエアの737 MAX 200のイメージイラスト(ボーイング提供)

 737 MAX 200は、7月に英国で開かれたファンボロー航空ショーでボーイングが発表した、737 MAX 8(1クラス仕様で最大189席)のLCC向け200席仕様。非常時の脱出要件を満たすよう、胴体中央後部にドアを追加したことで、座席数を最大11席まで増やせるようになった。

 ボーイングでは座席数が増えることで、1席当たりの運航コストを737 MAX 8よりも最大5%引き下げられるとしている。燃費は737-800など737NG(次世代737)と比べて、最大20%改善するという。エンジンはCFMインターナショナル製の新型エンジン「LEAP-1B」を搭載する。

 今回の発注で、737 MAXシリーズは50以上の顧客から2550機以上を受注した。

 RYRはアイルランドのダブリンを拠点に、30カ国183都市に就航。現在は737-800を300機運航し、欧州最大のボーイング機を運航する航空会社となっている。

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Boeing
ボーイング・ジャパン
RyanAir

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