エアライン, ボーイング, 官公庁, 機体 — 2017年9月29日 15:07 JST

ソラシド、そうめんの街・南島原PRデカール機 「空恋」20機目

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 ソラシドエア(SNJ/6J)は9月29日、長崎県南島原市をピーアールするデカール機「手延そうめんのまち おいしい南島原号」(ボーイング737-800型機、登録番号JA801X)の運航を開始した。ソラシドの全路線で運航し、南島原市の知名度向上を図る。

ソラシドの空恋20機目となる「手延そうめんのまち おいしい南島原号」=17年9月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

就航記念式典に臨む南島原市の松本市長(左から2人目)とソラシドエアの髙橋社長(右から2人目)=17年9月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ソラシドは地域振興の機体活用プロジェクト「空恋-空で街と恋をする-」で、2012年10月から機体に九州や沖縄の自治体名を描き、機体を通じて自治体をピーアールしている。運航期間は約1年間で、20機目となる南島原号も機体後部や搭乗ドア付近にデカールを貼り、そうめんの街をアピールする。デカールには南島原市のご当地キャラクター「ベイガ船長」と、市花のヒマワリをデザインした。

 南島原号は、29日の長崎発羽田行き6J38便で運航を開始。長崎空港での就航記念イベントに参加した南島原市の松本政博市長は、「島原手延そうめんのほか、島原・天草一揆の舞台となった『原城跡』をピーアールする」と述べた。

 ソラシドエアの髙橋宏輔社長は南島原号の運航開始に先立ち、同市を訪れた。髙橋社長は「そうめんもおいしい。景色もすばらしい」と魅力を語った。

南島原号で着用するオリジナルデザインのエプロン=17年9月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 南島原号の機内では、客室乗務員がオリジナルデザインのエプロンを着用。機内シートポケットには情報誌や、ふるさと納税を募るパンフレットなどを設置し、両者共同でピーアール活動を展開する。

 南島原市は、長崎県島原半島の南東部に位置し、北は雲仙普賢岳、南は有明海をはさみ、熊本県天草に面している。特産品は、全国屈指の生産量を誇る手延べそうめん。コシと粘りが強い島原の手延べそうめんは、ほとんどが南島原市で生産されているという。

 空恋でピーアールする長崎県内の自治体は、2013年11月21日からの大村市「おおむらんちゃん号」(JA806X)に続き2番目となる。

南島原号にデザインしたデカール=17年9月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田へ向けて長崎を出発する南島原号初便=17年9月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田へ向けて長崎を離陸する南島原号初便=17年9月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田へ向けて長崎を離陸した南島原号初便=17年9月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

島原半島の南東部に位置する南島原市=17年9月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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