羽田空港国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は9月26日、第2ターミナルの国際線対応施設の工事を10月6日をめどに始めると発表した。2020年3月ごろの供用開始を目指す。
現在は全日本空輸(ANA/NH)を中心とした国内線が乗り入れる第2ターミナルの南側を増築し、国際線に対応。駐機場は7スポットを国際線対応とし、CIQ(税関・出入国管理・検疫)施設や免税店、チェックインカウンター、手荷物受取場などを新たに設ける。
7スポットのうち、2スポットが国際線専用で、残り5スポットは国際線と国内線共用。ANAの国際線が乗り入れる見通し。
南側の増築部分は、延床面積が約6万平方メートル、既存建物上部への増築部分が約7200平方メートル、改修部分が約2万1000平方メートルで、増築部分は地上5階地下1階建てとなる。
設計監理者は梓・安井・PCPJ・東京国際空港第2ターミナル 国際線施設建設工事 設計監理共同企業体、技術アドバイザーは三菱地所設計、施工は大成建設(1801)で、工期は10月6日から2020年2月末までを計画している。
第2ターミナルに国際線が乗り入れることから、現在の国際線ターミナルの名称は、当紙が8月に報じたとおり、2020年3月末をめどに「第3ターミナル」への変更を予定している。
関連リンク
日本空港ビルデング
東京国際空港ターミナル
当紙スクープ
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