機体 — 2017年6月1日 12:27 JST

ATR、日本語サイト開設 ビジネス拡大視野に

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 仏ATRは6月1日、日本語ウェブサイトを開設した。これまでは英語のみで、就航国の言語版サイトの開設は、日本語が初めて。

ATRが開設した日本語サイト

 ATRはエアバスと伊アレニア・アエルマッキの共同事業体として、1981年に設立されたリージョナル機メーカーで、ターボプロップ(プロペラ)機を手掛けている。

 日本初のATR機は、天草エアライン(AHX/MZ)のATR42-600型機(登録番号JA01AM)で、2016年2月20日就航。今年4月26日には、2社目となる日本エアコミューター(JAC/JC)のATR42-600型機(JA01JC)が就航した。天草エアの運航機材は1機のみで、JACは全9機を2019年までに受領する。

 ATRでは、リージョナル機の多くが機齢10年を超えてきていることから、日本ではターボプロップ機を含めて、約100機のリージョナル機需要があると見ている。日本語サイトも、日本を重要市場と位置づけていることから開設に至った。

関連リンク
ATR Aircraft(日本語サイト)
Avions De Transport Regional
天草エアライン
日本エアコミューター

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