エアライン, 解説・コラム — 2017年5月8日 06:00 JST

スターフライヤー、20年度売上高450億円 中期計画、国際線再参入で成長狙う

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 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は、2020年度に売上高450億円を目指す中期経営計画「“らしさ”の追求2020」2017年度ローリング版を4月28日に発表した。国際線定期便への再参入など、新たな収益源を確保しながら、2020年度は営業利益24億円、経常利益24億円、純利益13億円を目指す(関連記事)。

—記事の概要—
全業種の顧客満足度トップ10入りへ
国際線は18年冬ダイヤから
純資産100億円

*17年3月期決算の記事はこちら

全業種の顧客満足度トップ10入りへ

17-20年度の中期経営計画を策定したスターフライヤー=16年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スターフライヤーは2015年5月1日に、2015年度から2020年度までの5カ年の中期経営計画「“らしさ”の追求2020」を発表。2016年度までの2年間を「フェーズ I(第1期)」と位置づけて2017年度以降に備え、「フェーズ II(第2期)」の2017年度以降は、成長戦略を推進していく。

 2016年11月に、国内最大級の顧客満足度調査「2016年度版JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」のうち、国内航空会社と新幹線で構成される「国内長距離交通」で、8年連続で1位を獲得。今後は全業種における顧客満足度で、トップ10入りを目指す。

 また、「黒い機体」「広い客室」といった従来からの特徴や良さを再認識し、従来の支持層である30-40代を中心としたビジネスマンだけではなく、旅行に出掛けるシニア層やF2層(35-49歳女性)を中心に、マニュアル化や標準化がしにくいホスピタリティのある接客で、ファンの開拓を進める。

 2020年度までには「個性際立つスターフライヤーサービス」の実現を目標に掲げた。独自性豊かで洗練されたサービスの提供や、ターゲット層に響く上質で快適な旅の提供、利用者に常に寄り添うサービスの提供を目指す。

 運航面では、定時出発率国内No.1を継続して獲得できるようにし、就航率や定時性の向上を進めていく。

国際線は18年冬ダイヤから

 スターフライヤーは現在、10機のエアバスA320型機(1クラス150席)で、羽田-北九州線、関西線、福岡線、山口宇部線、中部-福岡線の国内5路線を運航。7月4日から10月10日まで、北九州-那覇線を夏季限定の季節便として、1日1往復運航する。

 那覇へスターフライヤーが定期便を運航するのは初めて。新規路線の開設は、2014年10月26日就航の羽田-山口宇部線以来となる。中期計画では、2018年以降の運航継続も検討するとしている。

 スターフライヤーは2012年7月12日に、初の国際線定期便


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