エアライン, ボーイング, 機体 — 2012年11月7日 16:03 JST

デルタ航空、米大陸横断路線にフルフラットシート 13年3月から

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 デルタ航空(DAL)は2013年3月からニューヨークと西海岸のロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルの主要3都市を結ぶ大陸横断路線のビジネスクラスに、フルフラットベッドシートを導入する。

大陸横断路線にフルフラットシートを導入するデルタ航空=12年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象機材は同路線で運航されるボーイング757と767型機で、今後2年以内に全機に搭載する予定。13年3月に767の改修初号機をニューヨーク(JFK)-ロサンゼルス線に投入する。6月までには同路線1日7便のうち4便、ニューヨーク-シアトル線1日5便のうち1便が、新シートを導入した767で運航される。

 大陸横断路線に使用する767の座席数は、ビジネスクラス「ビジネスエリート」26席、エコノミーコンフォート29席、エコノミークラス171席の計226席。フルフラットベッドシートは全長79インチ(約2メートル)、座席幅21インチ(約53.3センチ)で、10.6インチモニターを搭載し、1-2-1の座席配置で全席が通路に面している。エコノミークラスは各席に9インチモニターとUSBポートを設け、110ボルト電源はビジネスクラスとエコノミーコンフォートに設置する。

 改修後の757は、ビジネスエリート16席、エコノミーコンフォート44席、エコノミークラス108席の計168席。フルフラットベッドシートは全長79インチ(約2メートル)、座席幅20インチ(約51センチ)、16インチ高解像度モニターを搭載し、2-2の座席配置となる。エコノミークラスには全席に9インチモニター、110ボルト電源、USBポートを設置する。

 大陸横断の全フライトで、機内無線LANや1000種類を超えるコンテンツを用意したオンデマンド対応機内エンターテインメントシステムを利用できる。また、757では18チャンネルある衛星テレビも楽しめる。

 DALはこれらの取り組みでニューヨーク最多の利用者数を目指す。

関連リンク
デルタ航空

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post