ボーイング, 企業, 機体 — 2012年10月30日 07:40 JST

三井物産、GEとGE90後継機で提携 リース事業拡大へ

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 三井物産(8031)と米GEは10月29日、GEの航空事業部門GEアビエーションが開発する次期大型ワイドボディー機向け新型エンジン「GE9X」について、戦略パートナーとして参画することで合意したと発表した。三井物産は同エンジン開発で初のパートナーシップ企業となる。

GE90型エンジン(GE提供)

 GE9Xはボーイング777型機に搭載されているGE90型エンジンの最新型。GEアビエーションが開発するセラミック基複合材(CMC)などの最新技術導入で、現行モデルとの比較で10%の燃費改善が期待されている。GE90の累計販売台数は1500基以上。

 三井物産は2011年4月、エンジンリース業界大手の米ウィリス・リース・ファイナンス社と合弁会社ウィリス・ミツイ・エンジン・サポート(WMES)をアイルランドに設立し、航空機エンジンのオペレーティング・リース事業に参入。今回のエンジン開発への参画を通じ、GEアビエーションからリース用エンジンを調達し、リース事業拡大を目指す。

 日本市場でのGEアビエーションに対するコンサルタントサービスの提供も両社で協議しており、航空機エンジン分野でのGEとの連携強化と航空機関連事業の拡大を進める。

関連リンク
三井物産
GE Aviation