エアバス, エアライン, 機体 — 2016年11月1日 13:03 JST

ANAのA320neo、初号機が塗装完了

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 エアバスと全日本空輸(ANA/NH)は10月31日、A320neoのANA向け初号機の塗装が完了したと発表した。作業はエアバスの独ハンブルク工場で行われた。

塗装を終えたANAのA320neo初号機(ANAのサイトから)

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)は、2014年7月31日に新型エンジンを搭載するA321neoを23機、A320neoを7機発注。その後2015年1月30日にA321neoを3機追加発注し、A320neoファミリーを33機発注している。

 エンジンはいずれも米プラット・アンド・ホイットニー製PW1100G-JMを選定。A320neoは2016年度から2018年度に、A321neoは2017年度から2023年度に受領する。

 これに先駆け、A321neoの追加発注時にオーダーしたA321ceo(A321従来型)の初号機(登録番号JA111A)が10月31日、羽田空港へハンブルクから到着した。2020年度から受領する追加発注分を受領するまでのつなぎで、2016年度内に全4機を国内線に投入する(関連記事)。

 A321ceo初号機のプレミアムクラスには、ANAの国内線用機材では初めて電動シートを採用。全席に充電用USB端子を設け、プレミアムクラスには電源コンセントも設置した。また、同社の国内線用機材として初めて、受領時からWi-Fi機器による機内インターネット接続サービス「ANA Wi-Fiサービス」に対応している。

塗装中のANAのA320neo初号機(ANAのサイトから)

塗装中のANAのA320neo初号機(ANAのサイトから)

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