羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は6月23日、国内線の利用者から徴収している旅客取扱施設利用料(PSFC)を段階的に引き上げると発表した。9月1日搭乗分から変更し、旅客ターミナルのロビーやゲートラウンジなどの施設費用に充当する。

9月から国内線施設利用料を引き上げる羽田空港=26年4月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
2回に分けて改定し、1回目は9月1日から、2回目は2027年5月1日から適用する。9月1日以降の施設利用料は、満12歳以上の大人が1人あたり580円(現行450円)、満3歳以上12歳未満の子供は290円(同220円)に引き上げる。2回目は大人料金のみが対象で、590円に引き上げる。子供料金は同年5月以降も290円を据え置く。いずれも税込み。
空ビルは、第1ターミナル北側サテライトの建設を進めており、今年9月の供用開始を予定している。また、第2ターミナル北側サテライトも延伸工事中で、2027年5月の供用開始を見込む。このほか搭乗橋(PBB)などの設備更新や搬送機の耐震強化対策も進めており、新施設の供用開始時期に合わせ段階的に引き上げると説明している。
徴収方法は、利用者が航空券を購入時に同時徴収する「オンチケット方式」で、9月1日搭乗分から変更する。8月31日までに発券した場合は現行料金を適用する。2回目の引き上げは2027年5月1日搭乗分からで、4月30日までに発券した分は旧料金を適用する。
国土交通省航空局(JCAB)は、空ビルが申請したPSFCの上限認可申請を23日付で認可。JCABが示した1人あたりの上限額は、大人が595円、子供が297円だった。IATA(国際航空運送協会)のルールでは10円未満が切り捨てとなることから、引き上げ額を大人590円、子供290円に決定した。
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