空港 — 2025年1月22日 17:35 JST

羽田空港、国内線の施設利用料引き上げ 4月から450円に

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 羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は1月22日、国内線の利用者から徴収している旅客取扱施設利用料(PSFC)を引き上げると発表した。4月1日搭乗分から変更する。

4月から国内線施設利用料を引き上げる羽田空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 改定後の施設利用料は、満12歳以上の大人が1人あたり450円(現行370円)。満3歳以上12歳未満の子供は220円(同180円)に引き上げる。いずれも税込み。

 空ビルは、第2ターミナル本館と北側サテライトを結ぶ建設工事を進めており、今年3月の供用開始を予定している。また、エレベーターやエスカレーターの耐震強化やCO2(二酸化炭素)削減につながる環境対策も進めており、固定費や運用経費などの変動費が増加していることから、引き上げを決めたと説明している。

 徴収方法は、利用者が航空券を購入時に同時徴収する「オンチケット方式」で、4月1日搭乗分から変更する。3月31日までに発券した場合は現行料金を適用する。

 国土交通省航空局(JCAB)は、空ビルが申請したPSFCの上限認可申請を22日付で認可。JCABが示した1人あたりの上限額は、大人が456円、子供が228円だった。IATA(国際航空運送協会)のルールでは10円未満が切り捨てとなることから、引き上げ額を大人450円、子供220円に決定した。

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