英国の航空宇宙防衛大手BAEシステムズは現地時間1月16日、米海軍から早期警戒機E-2D「アドバンストホークアイ」のIFF(敵味方識別装置)の整備拠点を立ち上げる契約を獲得したと発表した。契約額は6200万ドル(約98億円)。修理期間の短縮や即応性の向上を図る。

BAEが米海軍からIFFの整備拠点構築を受注したE-2D(同社提供)
新たな整備能力は、カリフォルニア州サンディエゴの海軍航空整備拠点「FRCSW(フリート・レディネス・センター・サウスウエスト)」に構築する。対象となるのは、E-2Dが搭載するIFFの質問機システム「AN/APX-122A」で、試験やトラブルシューティング、診断、修理などを実施する。
BAEは自社施設で診断・修理を行うデポ試験ステーションを開発し、FRCSWへ引き渡した後も維持支援を継続。これにより、部隊の任務即応性と機体の稼働率を高めるとともに、ライフサイクルコストと所要時間の削減を目指す。
E-2Dはノースロップ・グラマンが製造する早期警戒機。原子力空母を中核とする空母打撃群で、防空やミサイル防衛、指揮統制などを担う。BAEはIFF分野で80年以上の経験を持ち、これまでに1万6000台以上のトランスポンダーなどを納入している。

米海軍のE-2D(ノースロップ・グラマン提供)
関連リンク
United States Navy
BAE Systems
・ノースロップ・グラマン、仏海軍向けE-2D初号機の生産開始(24年12月14日)
・米海軍、E-2Dのコックピット近代化改修 29年配備へ(23年10月5日)
