日本航空(JAL/JL、9201)系の中長距離LCC、ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は、新たな土産サービス「AKIBA GO」(アキバ ゴー)を12月15日から始めた。出国前の土産梱包(こんぽう)や持ち運びの手間を省き、手ぶら移動できるようにする同社の旅客向けサービスを、成田発の他社便の旅客にも拡大した。新サービスではA5ランクの和牛を取り扱い、米国・シンガポール行きの利用客に提供する。

ZIPAIRが始めた新サービス「AKIBA GO」(同サイトから)
取り扱う和牛は鹿児島黒牛といわて牛の2種類で、米国行きはブロック、シンガポール行きはステーキ用、しゃぶしゃぶ・すき焼き用のスライスを扱う。対象は他社が運航する成田発シンガポール・米国行きで、成田での国際線乗り継ぎ客は対象外。
特設サイト「AKIBA GO」で受け付け、商品を受け取る出発日3日前の午前0時までに購入する。出発当日は成田第1ターミナル北ウイングにあるJAL ABCカウンターで商品を受け取り、各社のチェックインカウンターで受託手荷物として預け入れる。到着後、空港のターンテーブルで受け取る。手荷物として和牛を持ち出す場合に必要な証明書の取得など、輸出検疫手続きは同サービスが代行する
ZIPAIRは、同社便の旅客を対象とした土産手ぶらサービス「AKIBA ZIP」(アキバジップ)を2024年12月17日に開始。同サービスでは和牛のほか、米やカップヌードルなどかさばる商品のほか、菓子類、化粧品、衣類なども取り扱う。他社便の旅客向け新サービスでは和牛に特化し、米国やアジアからの訪日客に人気が高い和牛の売り込み強化を図る。
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AKIBA GO
AKIBA ZIP
ZIPAIR
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