エアバスは現地時間11月18日、エティハド航空(ETD/EY)からワイドボディ(広胴)機のA330-900型機(A330neo)を含めた3機種を受注したと開催中のドバイ航空ショー2025で発表した。エティハドがA330neoを導入するのは初めてで、エアバス製ワイドボディ機のほぼ全機種を運航することになる。

エティハド航空が発注した(上から)A330neo、A350-1000、A350F(イメージ、エアバス提供)
初導入となるA330-900は6機確定発注し、このほか、アイルランドに本社を置く航空機リース会社アボロンから9機リース導入する。エティハドはA330-900を購入機とリース機を合わせ15機導入することになる。
このほか、A350のうち長胴型のA350-1000と、開発中のA350F貨物機の2機種を追加発注。A350-1000は7機追加発注し、導入済みの9機を含め計27機体制を構築する。A350Fの追加発注は3機で、発注済みの7機を合わせ10機導入する。
エティハドは生産を終えた総2階建ての超大型機A380を含め、エアバスのワイドボディ機を保有。A330neoを新たに導入することで、A350のうち標準型のA350-900を除く機種を保有することになる。
ドバイ航空ショー
・エール・コートジボワール、E175発注 27年に初号機(25年11月18日)
・ヘルベティック・エア、E195-E2追加導入 最大8機(25年11月18日)
・エア・セネガル、737MAX導入へ 初のボーイング機(25年11月18日)
・エチオピア航空、737MAXを11機追加導入(25年11月18日)
・エミレーツ航空、777X新機種“777-10”変更も 65機追加発注(25年11月17日)
・エミレーツ航空、ドバイ航空ショーで全3機種展示 16年ぶりの新機種A350も(25年11月17日)
・777X、ドバイ航空ショー出展 飛行展示も(25年11月12日)
エティハド航空
・エティハド航空、A321LR初号機受領(25年7月25日)
・「A380はあと4-5年運航」特集・エティハド航空ネベスCEOインタビュー(23年10月13日)
・エティハド航空、関空-アブダビ就航 787に国旗掲げ初便出発(23年10月2日)
・エティハド航空、A350F貨物機を7機発注(22年8月3日)
・エティハド航空、A350を42機キャンセル(19年3月8日)
・エティハド航空のA380初号機、新塗装でロールアウト(14年9月29日)
・エティハド航空、A380に超豪華シート 12月からロンドン線(14年5月9日)
