エアバス, エアライン, 機体, 空港, 解説・コラム — 2025年10月2日 18:25 JST

ANA A380初号機が運航復帰 ホノルルで貨物コンテナ接触、16日ぶり

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 ホノルルで貨物コンテナが接触するトラブルに遭った全日本空輸(ANA/NH)のエアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」の初号機(登録記号JA381A)が、10月1日の成田発ホノルル行きNH182便から運航に復帰し、2日午後に成田へ帰着した。16日ぶりの復帰となった。

運航に復帰したANAのA380初号機=25年10月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ホノルルのダニエル・K・イノウエ空港に着陸したANA A380初号機(資料写真)=19年7月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 当該機は、現地時間9月15日のホノルル発成田行きNH181便に投入され、定刻の午後1時にダニエル・K・イノウエ国際空港を出発。その後、4基あるロールス・ロイス製エンジン「トレント900」のうち、右外側の4番エンジンのカウル(カバー)に貨物コンテナが接触した。米国のNTSB(米国家運輸安全委員会)は、事故調査の対象に該当しないと判断したことから、ANAは現地で整備作業を進めた。

 修理を終えた当該機は、29日に乗客を乗せないフェリーフライト(回航便)のNH9401便として成田へ戻った。復帰初便は、10月1日のホノルル行きNH182便で、成田を午後9時22分に出発して、同日午前9時40分に到着した。折り返しの成田行きNH181便は、1日午後1時9分にホノルルを出発し、2日午後4時9分に成田へ戻った。

運航に復帰したANAのA380初号機=25年10月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAのA380は「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付けられ、全機にハワイの空(ANAブルー、JA381A)、海(エメラルドグリーン、JA382A)、夕陽(サンセットオレンジ、JA383A)をイメージした特別塗装を施した。座席数は4クラス520席で、ファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席となっている。

 A380就航に合わせ、ANAはウミガメをモチーフにしたオリジナルキャラクターのラニ(青)、カイ(グリーン)、ラー(オレンジ)を登場させたが、ANAによると、キャラクター3体の名前は機体の愛称ではないという。

関連リンク
FLYING HONU(フライングホヌ) 成田ーホノルル間定期運航情報(ANA)
全日本空輸

9月に発生
ANA A380、エンジンカウルに貨物コンテナ接触 ホノルルで(25年9月18日)

初号機
ANA、A380就航 空飛ぶウミガメ、成田からハワイへ(19年5月24日)
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ホノルルにA380到着 ANA「空飛ぶウミガメ」ハワイ初飛来、地上施設確認(19年4月18日)
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写真特集・ANA A380 FLYING HONUの機内
(1)個室ファーストクラスでプライバシー確保(19年5月21日)
(2)ペアシートもあるビジネスクラス(19年5月22日)
(3)2階後方にゆったりプレエコ(19年5月23日)
(4)カウチシートもあるエコノミー(19年5月24日)

ホノルル空撮 初号機と2号機の2機並び
【空撮】空飛ぶウミガメ、ホノルルに2機揃い踏み ANAのA380、週10往復に(19年7月3日)

動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
ANA A380 3号機トゥールーズ離陸【JA383A】
・ロールアウト1本目 ANA A380 3号機がハンブルクでロールアウト サンセットオレンジのJA383A
・ロールアウト2本目 エアバス塗装工場でロールアウト待つANA A380 3号機 サンセットオレンジ JA383A