エアライン, ボーイング, 機体 — 2020年6月9日 09:18 JST

ANAの737-500、6月14日退役へ 福岡発羽田行きが最終便

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 全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は6月8日、ボーイング737-500型機「スーパードルフィン」を14日で退役させると発表した。四半世紀にわたり運航されてきた機材の最終便は福岡発羽田行きNH254便で、登録記号JA306Kの737-500が最後の運航機材となる。

6月14日で退役するANAの737-500=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの737-500は、1995年7月21日に1路線目の福岡-鹿児島線に就航。離島を含む地方路線に25機が投入された。現在はグループで地方路線を担うANAウイングス(AKX/EH)が運航しており、座席数1クラス126席は同社が運航する737の中でもっとも小さい。

 愛称のスーパードルフィンは、導入当時のエアーニッポン(ANK/EL、現ANA)が社内公募を行い、1408点の中から選ばれた。機体がイルカに似ていることや、小回りが利いてスピード感があること、元気で親しみやすいことなどの理由で命名されたという。

 客室は当時の機体の中では大きなオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)を備えているのが特徴。エンジンはCFMインターナショナル製CFM56-3を採用した。従来よりも大型化したため、正面から見ると空気を取り入れる「インテーク」下部が平たく見える「おにぎり型」なのが特徴になっている。

 最終便は運航の拠点だった福岡空港でセレモニーを実施後、羽田に向かう。8番搭乗口で14日午後0時15分からB737-500運航乗務室長によるあいさつ、同機に関する展示後、社員が見送る。羽田行きNH254便は福岡を午後1時15分に出発し、午後2時55分に到着する予定になっている。

*機内の写真特集はこちら
*外観の写真特集はこちら

ANAウイングスの737-500のコックピット=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ANAウイングスの737-500の機内=19年9月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
全日本空輸
ANAウイングス

写真特集・ANA 737-500スーパードルフィン福岡公開
機内編 アナログ計器やシート灰皿跡が四半世紀物語る(19年9月30日)
外観編 イルカ描かれたエンジンカウル(19年10月5日)

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