エアライン, ボーイング, 機体 — 2016年3月25日 21:36 JST

JAL、ビジネスクラスの新シート公開 六本木ヒルズで体験イベント

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 日本航空(JAL/JL、9201)は3月25日、国際線用ボーイング777-200ER型機の新仕様機「スカイスイート777」のビジネスクラス用シートを公開した。東京・六本木ヒルズでは、27日まで新シートの体験イベントを開催している。

 JALは777-200ERを11機保有しており、東南アジアやハワイなど国際線中距離路線に投入。7月に新仕様の初号機が羽田-バンコク線に就航し、2017年度内に全機の改修を終える。

*新仕様機の機内写真はこちら
*ビジネスクラスの写真特集はこちら

777-200ERの新ビジネスクラスを紹介するJALの客室乗務員=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 座席数は3クラス236席で、ビジネスクラス「スカイスイートIII」が42席、プレミアムエコノミー「スカイプレミアム」が40席、エコノミー「スカイワイダー」が154席とした。現行の3クラス仕様機の245席と比べると総座席数は9席少なく、ビジネスを14席減らし、エコノミーを5席増やした。

—記事の概要—
中央席は足もとが立体交差
東南アジア・ハワイ投入
写真17枚

中央席は足もとが立体交差

 ビジネスクラスの新シートは、横1列4席の1-2-1席配列。777-200ER用に新設計されたフルフラットシートを斜めに配置するヘリンボーン配列で、全席から通路へアクセスできる。シートメーカーはゾディアック・シート・UK(旧コンター)で、JALの国際線ファーストクラスを手掛けている。

フルフラットシートを斜めに配置するヘリンボーン配列を採用したJALの777-200ER用新ビジネスクラス=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ベッドポジションでは、足もとまで十分なスペースを確保。中央2席は、ベッドポジションにした際に進行方向左側席はシートが下へ、右側席は上に移動することで、足もとスペースが上下に立体交差している。

 通路側用に小物入れのある可動式アームレストを開発し、中央2席の間には可動式のプライバシーパーティションを設けた。各席ごとのプライバシーを確保するとともに、ホノルル線などカップルでの利用が見込まれる路線にも投入するため、隣席の同行者と会話が出来る構造を採り入れた。

 個人モニターは、現行仕様機が9インチから10.4インチであるのに対し、17インチに大型化。パソコンで作業しやすい収納式大型ダイニングテーブルや、身の回り品を収納できるスペース、パソコン用電源、スマートフォンの充電などに使えるUSBポート、4段階の調節が出来るLEDライトを装備する。

 ベッド長は最大約198センチ、ベッド幅は同74センチ、アームレスト間のシート幅は約51-52センチとなっている。JALによると、ベッドとして使用する際の寝心地を重視して開発したという。

 新シートの体験イベントは、六本木ヒルズ森タワーヒルサイド2階のカフェスペースで、27日まで開かれている。午前11時から午後7時まで。

東南アジア・ハワイ投入

 IFE(機内エンターテインメントシステム)は、スカイスイート787と同じ最新の「MAGIC-VI」を導入。仏タレス製のシステムで、映画やビデオ、音楽など300以上のプログラムが楽しめる。また、モニターに触れた状態で指を滑らせる「スワイプ操作」に対応している。

 既存のスカイスイート777やスカイスイート767、一部のスカイスイート787で導入済みの、無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」も提供。米パナソニックアビオニクス製の航空機内インターネット接続サービス「eXConnect」を採用する。

 また、ビジネスクラスのラバトリー(洗面所)には、温水洗浄便座「ウォシュレット」を設置する。

 投入路線は羽田-バンコク線を皮切りに、羽田-シンガポール線、今冬からホノルル路線へ拡大していく。時刻表の表記は「SS2」で、国際線長距離路線用777-300ERの「SS7」と区別する。

 JALでは、2013年1月9日に国際線用新仕様機の1機種目となる777-300ERのスカイスイート777が就航。その後、2013年12月1日から767-300ERのスカイスイート767、2014年12月1日から787-8のスカイスイート787、2015年7月1日から787-9のスカイスイート787が、それぞれ就航している。

*写真は17枚。
*プレミアムエコノミーとエコノミーのシート仕様はこちら

フルフラットシートを斜めに配置するヘリンボーン配列を採用したJALの777-200ER用新ビジネスクラス=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ベッドポジションにした中央左側席=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ベッドポジションにするとシートの高さが下がる中央左側席=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

モニター直下が隣席の足もとスペースになるJALの777-200ER用新ビジネスクラス=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

プライバシーパーティションを収納した状態=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ベッドポジションにするとシートが上側へ移動する中央右側席=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

シート状態にした中央右側席の高さ。ベッドポジションより高さが低い=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

シート状態の中央右席=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

テーブルを出したシート状態の中央右席=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

テーブルを手元に寄せたシート状態の中央右席=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

中央右席の足もとスペース。左席のモニター下で立体交差する=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ヘッドフォンなど小物の収納スペース=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

機内エンターテインメントシステムのリモコン=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

シートのリモコン=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

六本木ヒルズのイベント会場に設置されたJALの777-200ER用新ビジネスクラスを紹介する客室乗務員=16年3月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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