エアライン, 官公庁, 空港 — 2016年2月12日 23:35 JST

羽田の昼間発着枠、アメリカン航空副社長「非常に期待」

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 羽田空港の昼間発着枠について、配分の協議が難航している日米両当局の航空交渉が、2月16日と17日に開催されることについて、アメリカン航空(AAL/AA)のアジア・太平洋地区副社長エルワン・ペリラン氏は、「非常に期待している」と期待感を示した。

羽田に到着したアメリカン航空の787=16年2月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 アメリカン航空は、13日から羽田発ロサンゼルス線を開設。羽田へは約2年2カ月ぶりの就航となる。12日に都内で開かれた説明会で、ペリラン副社長は「羽田はアジアで2番目に大きい空港。金融とビジネスの中心都市である東京の羽田と、世界の中心であるニューヨークの間に直行便がない自体が信じられない」と持論を述べた。

 2013年12月1日、アメリカン航空は羽田-ニューヨーク線を運休。当時の運航スケジュールは、羽田へ午後10時15分に到着し、ニューヨークへは翌朝6時55分に出発するものだった。発着時間の制約で、乗り継ぎが良くないことなどで利用が伸び悩み運休した。

 ペリラン副社長は、「深夜早朝しか運航できない規制のため、羽田と東海岸を結ぶ路線の運航は困難だ」と現状を説明。16日からの航空交渉について「空港の規制緩和は、市場にも航空会社にも非常にすばらしいこと」と述べ、昼間発着枠の配分実現に向け、日米当局の合意に期待を寄せた。

 ロサンゼルス-羽田線の初便は、現地時間11日発の羽田行きAA27便で、12日午後9時58分(定刻午後11時)に到着。折り返しのロサンゼルス行きAA26便は、翌13日午前1時30分の出発を予定している。

 機材はボーイング787-8型機で、座席数は226席。ビジネス28席と足もとが広いエコノミー(メインキャビンエクストラ)48席、エコノミー(メインキャビン)150席で、機内インターネット接続サービスも提供する。

 現在、羽田空港の国際線発着枠は、昼間時間帯に関する日米2国間交渉が進展していないため、深夜早朝時間帯(午後11時から午前6時)のみ就航が認めらている。一方、欧州各国については交渉がまとまり、発着枠が増枠された2014年3月30日からは、これまで成田発着だった欧州便の主要路線が、羽田発着に移行している。

運航スケジュール
AA27 ロサンゼルス(18:00)→羽田(翌日23:00)
AA26 羽田(01:30)→ロサンゼルス(前日18:20)

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