ボーイング, 企業, 機体 — 2014年7月15日 13:28 JST

IHI、777Xの「GE9X」エンジン参画 低圧タービン部品など

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 IHI(7013)は7月11日、ボーイング777型機の後継機となる777Xに搭載する、GEアビエーション社製「GE9X」エンジンへの参画を発表した。低圧タービン部品などを担当する。

777-9X(左)と777-8Xのイメージイラスト(ボーイング提供)

 GE9Xは現在運航中の777に搭載する「GE90」と比較し、燃費が10%向上。推力は10万ポンドで、ファン径は777-200LRと777-300ER、777F貨物機に搭載されるGE90-115Bの128インチ(約3.25メートル)と同程度になる見込み。第4世代となる複合材を用いたファンブレードとファンケースが採用される。

 IHIとGEは、1990年代から共同でエンジンを開発。GE90のほか、リージョナルジェットに搭載するCF34などに参画している。

 GE9Xには12年10月、三井物産(8031)が戦略パートナーとして提携することで合意。仏スネクマや独MTUアエロエンジンズなども参画する。

関連リンク
IHI
GE Aviation
Boeing
ボーイング・ジャパン

ボーイング、777XのエンジンパートナーにGE選定 GE9X採用へ(13年3月18日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post