エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2017年12月19日 19:38 JST

スクート、関西-ホノルル就航 787で週4往復

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 シンガポール航空系LCCのスクート(TGW/TR)は12月19日、シンガポール-関西-ホノルル線を就航させた。週4往復で、スクートの米国就航は初めて。関西-ホノルル間のLCCは、6月に就航したエアアジアX(XAX/D7)に続き2社目となる。

関空でスクートのホノルル行き初便に搭乗する乗客=17年12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スクートは片道4時間を超える中距離路線が中心のLCCで、日本へは成田と関西、新千歳の3空港に乗り入れている。関空には2015年7月8日に就航し、シンガポールからタイのバンコク(ドンムアン)経由の便と、台湾の高雄を経由する便の2路線が週3往復ずつ乗り入れている。

 今回は、シンガポール-関空間の直行便を週4往復で開設。この便がシンガポール航空が持つ以遠権を行使し、関空からホノルルへ向かう。運航日は往復とも月曜と火曜、金曜、土曜で、シンガポール-関空間と、関空-ホノルル間のいずれかの区間のみでも利用できる。

 機材はボーイング787-8型機で、座席数は2クラス329席(ビジネス18席、エコノミー311席)。ホノルル線の機材は、パイロットと客室乗務員が休憩する「クルーレスト」を備えていることから、同社が運航するほかの787-8(2クラス335席)より座席数が6席少ない。スクートは787-8を10機発注済みで、5機がクルーレスト装備機となる。

 運航スケジュールは月曜と火曜、土曜出発の場合、関西経由ホノルル行きTR700便がシンガポールを午前10時45分に到着し、午後5時30分に関西着。午後7時25分に関西を出発し、ホノルルには同日の午前7時30分に到着する。

 復路の関西経由シンガポール行きTR701便は、ホノルルを午前9時35分に出発し、翌日の午後2時に関西着。午後3時10分に関西を出発し、シンガポールには午後9時10分に到着する。このため、関西発のシンガポール線としては、12月20日が就航日となる。

 スクートの787は、全機がWi-Fi機器による機内インターネット接続サービスに対応。機内食などと同じく、有償オプションとして提供する。

 関西-ホノルル線の通常運賃は、エコノミークラスが往復2万7600円から30万7600円、ビジネスクラスの「スクートビズ」が同12万9600円から36万9600円となる。

 スクートのビノード・カナンCCO(最高コマーシャル責任者)は週7往復(デイリー)化の見通しについて、「すぐにでも増便したい」と語った。

 関空では初便出発前、関西学院大学のフラサークルKukui(ククイ)がフラダンスを披露し、華を添えた。関空発初便のホノルル行きTR700便(787-8、登録番号9V-OFH)は、日本人客を中心にほぼ満席で、午後7時38分すぎに出発した。

*搭乗記の前編はこちら
*後編はこちら

運航スケジュール
シンガポール→関西→ホノルル
TR700 シンガポール(10:45)→関西(17:30/19:25)→ホノルル(07:30)運航日:月火土
TR700 シンガポール(09:55)→関西(16:55/18:50)→ホノルル(07:00)運航日:金

ホノルル→関西→シンガポール
TR701 ホノルル(09:35)→関西(翌日14:00/15:10)→シンガポール(21:10)運航日:月火金土
*関西発の運航日は火水土日

関空で開かれたホノルル線就航記念式典でテープカットするスクートのカナンCCO(中央)ら=17年12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スクートのホノルル線就航式典でフラダンスを披露する関西学院大学のフラダンスチームKukuiのメンバー=17年12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で出発を待つスクートのホノルル行き初便=17年12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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