エアライン, 機体, 空港 — 2016年4月11日 22:55 JST

HAC、鶴丸初号機を28日就航 初便は函館行き

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 日本航空(JAL/JL、9201)の子会社の北海道エアシステム(HAC、NTH)は4月11日、鶴丸ロゴを描いたサーブ340B型機の新塗装初号機(登録番号JA02HC)を28日に就航させると発表した。

*初便到着の記事はこちら

17年度までに鶴丸化

HACのサーブ340B鶴丸塗装機のイメージイラスト(同社資料から)

 HACは1クラス36席仕様のサーブ340Bを3機保有。残り2機も2017年度までに鶴丸塗装に変更する。

 鶴丸塗装機の初便は、拠点の丘珠空港を28日午前8時50分に出発する函館行き233便を予定。初日は函館線のほか、釧路線と利尻線の計4往復8便に投入する。

 定期便就航の前日となる27日には、鹿児島空港から出雲経由で丘珠へ向かう長距離チャーター便が、初号機により運航される。飛行距離は約1750キロ、約5時間20分に及ぶフライトとなる。

10月からJAL便・JMB開始

 HACの親会社であるJALは、経営破綻後の2011年3月に経営から撤退し、経営再建後の2014年10月に再子会社化した。2015年6月には、JALグループの航空会社としてのブランド統一に伴い、ロゴマークを鶴丸に変更。丘珠と利尻、奥尻の空港カウンターも鶴丸デザインに改めた。

 4月1日からはJALグループ共通の新制服を導入。客室乗務員はラベンダーをイメージした、紫色を採り入れたスカーフを着用している。

 冬ダイヤが始まる10月30日からは、便名もJAL便に変更。すでにHACはJALとのコードシェア(共同運航)を2013年7月から始めており、便名や運賃もJALと揃える。

 ポイントサービスの「HACフライトポイント」も10月29日搭乗分で精算を終える。30日からは、JALのマイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」に切り替える。便名やマイル制度をJALと揃えることで、利用者の利便性を高める。

初日の運航スケジュール
丘珠-函館線
HAC233 丘珠(08:50)→函館(09:30)
HAC232 函館(10:20)→丘珠(11:00)

丘珠-釧路線
HAC563 丘珠(11:25)→釧路(12:10)
HAC564 釧路(12:35)→丘珠(13:25)

丘珠ー利尻線
HAC673 丘珠(14:15)→利尻(15:10)
HAC674 利尻(15:35)→丘珠(16:30)

丘珠-釧路線
HAC569 丘珠(17:00)→釧路(17:45)
HAC570 釧路(18:10)→丘珠(19:00)

関連リンク
北海道エアシステム
日本航空

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