エアバス, エアライン, 機体 — 2016年2月18日 23:00 JST

フィリピン航空、A350-900選定 最大12機

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 エアバスは現地時間17日、フィリピン航空(PAL/PR)がA350-900を6機とオプションで6機発注する覚書(MoU)を締結したと発表した。

フィリピン航空のA350-900のイメージイラスト(エアバス提供)

 客室は3クラス制を導入。A350をマニラと米国西海岸やニューヨークを結ぶ直行便や、欧州への新路線への投入を予定している。A350-900は、満席の状態でマニラ-ニューヨーク間の8000海里(1万4816キロ)をノンストップで運航できる。

 A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が3クラス280席、A350-900が325席、A350-1000が366席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を従来の機材より25%改善する。

 これまでに世界41社から計777機の受注を獲得。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入。確定発注はA350-900が18機、A350-1000が13機の31機で、オプションの残り25機の機種は今後決定する。運航開始は2019年の予定で、777を6年程度で置き換える。

 今回の契約は、シンガポール航空ショーで締結された。

フィリピン航空のA350-900のイメージイラスト(エアバス提供)

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