エアライン — 2015年12月24日 06:01 JST

JAL、16年1月は長崎特集 地域活性「ジャパンプロジェクト」

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、地域活性化プロジェクト「ジャパンプロジェクト」第55弾として、2016年1月1日から長崎県を取り上げる。県をイメージした機内食の提供や特産品を扱う。31日まで。長崎県を取り上げるのは2011年12月の第8弾以来で、今回が2回目。

特製味噌を使用した雲仙クリーンポークなど、上旬に提供する機内食(JAL提供)

 国内線ファーストクラスの機内食は、雲仙市の温泉旅館「雲仙宮崎旅館」の内田隆料理長がプロデュース。上旬は同旅館の特製味噌を使用した雲仙クリーンポーク、中旬はゴボウのソースを使用した長崎牛のローストビーフ、下旬は雲仙クリーンポークの角煮など、雲仙や島原の食材を使用した料理を提供する。茶菓には文明堂総本店の「カステラ巻」を用意する。

国内線ファーストクラスで用意する「大吟醸 美禄天」(JAL提供)

 国内線ファーストクラスで提供中の「こだわりの日本酒」は、杵の川(諫早市)の「特撰 杵の川 大吟醸 美禄天(びろくてん)」と「特撰 大吟醸 長崎奉行」を用意する。

 午後5時以降の出発便を対象に、上旬、中旬、下旬で異なるメニューを用意する。午後3時55分に那覇を出発する羽田行きJL914便でも提供する。

 羽田空港の国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジでは、県内の銘酒や名物を提供。福田酒造(平戸市)の「福鶴 純米吟醸」や壱岐の蔵酒造(壱岐市)の「壱岐の島」など日本酒と焼酎計16銘柄を提供する。このほか、角煮ちまきやからすみなども用意する。

 長崎発着のJALグループ便を対象運賃で利用した乗客を対象に、抽選でボーナスマイルや温泉旅館の宿泊券が当たるキャンペーンを実施。期間中に専用サイトから申し込むと1000マイルを100人に、「雲仙宮崎旅館」の宿泊券を1組2人にプレゼントする。実施期間は2016年3月31日まで。

 2015年5月に羽田線就航40周年を迎えたのを記念して、長崎-羽田線の利用者を対象にしたキャンペーンを実施。3月31日までの期間中に対象運賃で2回以上搭乗すると、航空券や県の銘酒、銘菓などを毎月40人にプレゼントする。

 JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、県の特産品や名物、陶器を用意した。角煮まんや肉まん、ちゃんぽん、皿うどんの「長崎中華街詰め合わせ」セット、からすみセット、アジやタイ、トラフグなどをタレに漬け込んだ茶漬けセット、佐世保市の窯元、平戸洸祥団右ヱ門窯(ひらどこうしょう だんうえもんかま)の草花絵反りカップ&ソーサー、波佐見焼の手描濃牡丹深皿をそれぞれ1万マイルで交換する。申し込み期間は2016年3月31日まで。

 訪日客向け情報サイト「Guide to Japan」で、県の観光情報を多言語で展開。JALのスタッフがおすすめする1泊2日の長崎旅行プランを紹介する。英語と中国語(簡体字、繁体字)、フランス語、ドイツ語、ロシア語に対応する。英語版はすでに公開済みで、そのほかの言語は1月下旬の公開を予定している。

 ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。12月は第54弾として、福井県を取り上げた。

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