企業, 官公庁, 空港 — 2015年12月9日 07:25 JST

成田へのアクセス「早い」「安い」「便利」 国交省とNAA、共同でPR

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 国土交通省航空局(JCAB)と成田国際空港会社(NAA)は12月8日、成田空港の利用拡大に向け、ピーアール活動を実施すると発表した。首都圏と成田からの国内線就航地で、都心と空港間のアクセス利便性を訴えるポスターなどを掲示する。2016年3月末まで。両者が共同で広報活動を展開するのは初めて。

国交省とNAAが共同で展開するPRポスター。首都圏向け(左)と首都圏以外では訴求内容が異なる(両者の資料から)

 「早い」「安い」「便利」をキーワードに展開する。首都圏からの利用客には、7月に運用を開始した経路検索ツール「成田空港アクセスナビ」の認知向上を図る。首都圏以外の利用者には、空港から都心のアクセス手段をポイントごとに提示して訴求。「遠くて不便」という漠然としたイメージの払拭を狙う。

 どちらもB1(728ミリ×1030ミリ)のポスターを掲示し、A3(297ミリ×420ミリ)2つ折りのリーフレットを配付し、訴求する。首都圏では、京成電鉄(9009)の全駅と東日本旅客鉄道(JR東日本、9020)の主要駅、計117駅と電車・バス車内、東関東自動車道の湾岸幕張、酒々井(しすい)、大栄(たいえい)、京葉道路の幕張の各パーキングエリアにポスターを掲出。リーフレットは京成電鉄の全65駅と道の駅などで配付する。

 首都圏以外では、成田に乗り入れる国内17空港の空港ビルや県庁、市役所、大型商業施設などおよそ150カ所にポスターを掲出。バスターミナルや観光バスの車内、パスポートセンターなどでリーフレットを配付する。

 成田からの国内線は、札幌と仙台、新潟、小松、中部(セントレア)、伊丹、関西、広島、高松、松山、福岡、大分、佐賀、熊本、鹿児島、奄美大島、那覇に乗り入れ、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)、アイベックスエアラインズ(IBX/FW)、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)、バニラエア(VNL/JW)、春秋航空日本(SJO/IJ)の計7社が運航している。

関連リンク
国土交通省
成田国際空港
成田アクセスナビ(NAA)

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