エアライン — 2015年11月19日 12:15 JST

ANA、ミャンマーからグラハン研修生受け入れ 成田で技能習得

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 ANAグループは11月19日、ミャンマー運輸省民間航空局と「グランドハンドリング人材育成強化に関する覚書」を締結し、ミャンマーから研修生を受け入れると発表した。

ミャンマーからグラハン研修生を受け入れるANA=15年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ミャンマーでは航空産業の拡充を図っており、空港グランドハンドリング(グラハン)業務の近代化を担う人材育成の必要性が高まっている。全日本空輸(ANA/NH)が日本-ミャンマー間の直行便を運航していることから、成田空港でグループ会社のANA成田エアポートサービスが研修生を受け入れる。

 研修では、ターミナルの搭乗口と飛行機を結ぶ搭乗橋の操作や、手荷物や貨物の搭載、飛行機の地上誘導(マーシャリング)などのグラハン業務に携わる。

 ANAによると、研修生はすでに現地でグラハン業務に携わっており、待遇面では日本人の新入社員と同等の賃金を支払うという。第一陣は25日に来日する。成田市内の寮で生活を送り、地域のお祭りなどにも参加することで、日本好きになってもらえるようにするという。

 ANA成田エアポートサービスでは、ミャンマーからの研修生を毎年15人程度受け入れる。ANAによると、研修終了後はミャンマーに帰国し、幹部候補生として自国でグラハン業務などの中核を担う人材として活躍することを期待しているという。

関連リンク
ANA成田エアポートサービス
全日本空輸
ANAホールディングス

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