エアバス, エアライン, 機体 — 2015年10月1日 17:30 JST

中国国際航空、242トン型のA330-300初受領 50機目のA330

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 エアバスは現地時間9月30日、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)に最大離陸重量(MTOW)を242トンに増やしたA330-300型機を、仏トゥールーズで引き渡したと発表した。同タイプのA330-300を中国の航空会社に引き渡すのは、今回が初めて。

中国国際航空向け50機目のA330となったA330-300=15年9月 PHOTO: P. Masclet, Master Films/Airbus

 中国国際航空向けA330-300の242トン型は、ビジネス30席、プレミアムエコノミー16席、エコノミー255席の計301席を設定。9月にはトゥールーズで初飛行に成功していた。

 同社は2006年、初号機となるA330を受領。今回の機体は同社向け通算50機目となるA330で、機体には「50th A330 for Air China」のロゴを施した。

 A330-300の242トン型は、最大離陸重量の増加と空力性能の改善、燃料積載量の増加により、最大15時間のフライト、既存路線でのペイロード(有償搭載量)増加を実現。航続距離は既存の最大離陸重量235トンの機体よりも、約926キロメートル(500海里)延びる。これにより、欧州と東南アジアを結ぶ路線で、直行便を運航できるようになる。

 A330-300の242トン型初号機は今年5月、デルタ航空(DAL/DL)に引き渡した。9月にはスカンジナビア航空(SAS/SK)にも引き渡している。

中国国際航空向け50機目のA330を祝う関係者ら=15年9月 PHOTO: P. Masclet, Master Films/Airbus

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