エアライン — 2015年8月14日 13:00 JST

LOTポーランド航空、ターキッシュエアとコードシェア拡大へ 共同事業も

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 LOTポーランド航空(LOT/LO)は現地時間8月13日、ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)との業務拡大に合意したと発表した。コードシェア路線の拡大を足がかりとし、共同事業(JV)の展開を目指す。

業務拡大に合意したターキッシュ・エアのテメル・コティルCEO(左)とLOTポーランド航空のセバスティアン・ミコシュCEO=8月13日 PHOTO: Teodor Klepczynski/fotografiaeventowa.pl

両社が実施しているコードシェア路線(Aviation Wire作成)

 今後、ワルシャワ以遠、イスタンブール以遠の国内線をはじめ、アフリカや中東、アジア各国路線でのコードシェア展開を見込む。

 両社は2000年10月、ワルシャワ-イスタンブール線でコードシェアを開始。現在はLOTが週4往復、THYがイスタンブール発を週5便、ワルシャワ発を週4便運航している。2014年からはTHYのイスタンブール-アンマン、カイロ、アンカラの各線と、LOTのワルシャワ-ウィーン、クラクフの各線でもコードシェアを実施している。

 LOTは1929年設立。ワルシャワを拠点に、ポーランド国内や欧州に運航している。欧州内はロンドンやパリのほか、ポーランドからアクセスしやすいプラハ(チェコ)やブダペスト(ハンガリー)、ブカレスト(ルーマニア)などの旧共産圏、ビリニュス(リトアニア)やリガ(ラトビア)、タリン(エストニア)などバルト3国に乗り入れている。

 2013年、ポーランド政府から8億400万ズウォティ(約266億7000万円)の公的支援を受けた。2015年12月31日までは人材や機材、コストを削減する事業再構築期間で、新路線などへの投資を制限されている。

 2016年からは、事業再構築期間中に中断していた一部の欧州路線を再運航する。1月にはベネチア(イタリア)とクルジュ=ナポカ(ルーマニア)、3月にはリュブリャナ(スロベニア)に就航。長距離路線では、1月13日にワルシャワ-成田線を週3往復で開設。秋にはバンコクとソウルにも就航する。

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