エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2015年8月5日 20:37 JST

中国南方航空、成田初の鄭州線 8月25日から週3往復

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 中国南方航空(CSN/CZ)は8月25日から、鄭州-成田線の運航を週3往復で開始する。国土交通省と中国の航空当局の協議によるもので、鄭州から成田に乗り入れるのは初めて。

鄭州-成田線の運航を開始する中国南方航空=14年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機材はボーイング737-800型機(ビジネス8席、エコノミー152席、計160席)。火曜と木曜、土曜に運航する。CZ8383便は鄭州を午前8時30分に出発、成田着は午後1時20分。折り返しのCZ8384便は成田を午後2時30分に出発し、鄭州には午後5時35分に到着する。

 同社は成田に、1日1往復の広州便、週1往復の長春便、週3往復の瀋陽便、週4往復の大連便で乗り入れている。

 鄭州から日本には、週14往復の関空便、週2往復の中部(セントレア)便と静岡便を乗り入れている。関西便のうち週3往復をCSN、週4往復を春秋航空(CQH/9C)、1日1往復を中国東方航空(CES/MU)の子会社、上海航空(CSH/FM)が上海経由で運航。中部便と静岡便はCSNが運航している。

鄭州-成田線の路線図(Aviation Wire作成)

 成田空港では、着陸料を最大1年間無料にする航空会社向けプロモーション「成田ハブ化促進インセンティブ」を実施している。航空会社や成田空港にとって未就航地の場合、割引率を加算するもので、同社の鄭州便にも適用する。

 CSN系の厦門(アモイ)航空(CXA/MF)が、8月6日から厦門-成田線の運航を開始。厦門便の開設により、成田からのネットワークは38の国・地域、104都市に拡大する。中国には16都市に就航することになる。

 国交省は5月14日と15日、中国の航空当局と北京で非公式に協議。成田への路線新設と増便のほか、羽田発着便の新設・増便で合意した。

運航スケジュール
CZ8383 鄭州(08:30)→成田(13:20)運航日:火木土
CZ8384 成田(14:30)→鄭州(17:35)運航日:火木土

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