エアライン — 2015年6月5日 06:00 JST

JAL、ネパールにソーラーライトと浄水器 コペルニクと共同で

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 日本航空(JAL/JL、9201)は6月4日、開発途上国をサポートする「コペルニク・ジャパン」(東京・港区)と共同で、ネパール地震の被災地にソーラーライトと浄水器を届ける支援活動を実施すると発表した。ソーラーライトを200台寄付し、JALのマイレージ(JMB)会員に対してマイルの寄付を呼びかけ、相当額をコペルニクに寄付。ソーラーライトと浄水器を被災地に届ける。

ネパール地震の被災地にソーラーライトを寄付するJAL=15年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALはネパールで発生した地震で、救難や復興支援に携わる際の無償航空券を提供。緊急支援物資も無償で輸送した。JMB会員には3000円に相当する3000マイルを1口とする寄付を呼びかけ、747万マイル相当額が集まった。

 コペルニクはソーラーライト960個、浄水器500個を寄付する。

 両社は2013年度、インドネシアの学校に浄水器を寄贈。JMB会員から800台分に相当する632万4000マイルを集めた。2014年度にはフィリピンの診療所や学校にソーラーライトを寄贈。612台分に相当する352万2000マイルを集めた。

 ロイター通信などによると、現地時間4月25日午前11時56分に発生した地震は、カトマンズの北西約80キロを震源とし、震源の深さは15キロ、マグニチュード(M)7.8。5月12日にもカトマンズの東約76キロを震源とするM7.3の地震が発生した。5月17日現在、2つの地震による死者は8583人で、ネパールの地震被害としては最悪の犠牲者数となっている。

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